2007/01/30

不条理覚書

暑い暑いと言っていたのは、もう数週間前の話。
最近は暑くても35度以下です。
木陰に入れば風はさわやかだし、
東向きの寝室は、午後でもひんやりしています。
西向きの居間は暑いけどね。

ずっと書こうと思っていた、不条理シリーズを
きょうは書いておこうと思います。
こちらにいる日本人の知人に起こった不条理なんですけどね。

知人は年末年始の休暇を利用して、ステキなビーチに行きました。
マプトから車で北上する事数時間。
初めての車長旅で疲れたけど、なかなか良いビーチだったそうな。
しかし、帰りの道でほんのちょっとの物損事故。
車のフロントガラスにひびが入ったそうな。
ブロークンハートで車屋さんへ行き、直してもらう手続きをして、
車を預けて家に帰ったそうな。
そこで知人は気がついた。
車内にデジカメ忘れた!
翌日、速攻で車屋へ行ってみたものの、デジカメは陰も形も無し。
きっと預けた修理屋の整備工か運転手か誰かに取られたんでしょう。
でも、どうしようもありません。(ないんですもん)
ダブルでブロークンハートになってしまった友人は、会社の人にお話。
そこで、泥棒市に行ってみよう!!という事になったそうな。
意気込んで泥棒市の電気街(!)に行った友人は、やはり自分のカメラを見つけます。
たくさん売られている(どっかから盗まれてきた)デジカメの山でも、
やはり自分のは分かるそうです。
「これわたしのだったんだよ!」と店主に言うも、そっけない返事をされるだけ。
中身を見れば分かると、写真を再生しようとしたところ、カードが入っていません。
店主に、これに入ってたカードは?と聞くと、店主は
別売りだよっ
と言ったそうな。
あっけにとられながらも、メディアを入れて、再生してみると、
ステキなビーチ写真と知人の笑顔写真がいっぱい。
「ほらねほらねほらね、これ私。私のなの。」
しかし、店主は知人の目をまっすぐ見て、
「カメラとカードで200ドル」と言い放ったそうな。

何と力強い国でしょう。
油断も隙もありません。

結局知人は、自分のカメラを見捨てる事が出来ず、
200ドルで買ってきたそうな。
まあ、売ってる方も泥棒にいくらか出して買ってるわけだから、
いくら持ち主とは言え、ただで持っていかせるわけないもんね。

チリで街を散歩している時、コートを着た小柄な男に声をかけられました。
男は内ポケットから、かなり新しい型のデジカメを取り出して、
300ドルで買わないかと言ってきたのです。
そのデジカメ、思いっきり日本語が書かれてました。
メニューとか、再生とか電源とか。
「あんた、これ日本語が書いてあるけど、どっから盗んだ?」
と聞いたら、
「盗んでないよ。これ日本語じゃないし」って言うんですよ。
「ちょっと、、、あたし日本人なんだよね」って言ったら、
ダッシュで消えました。
ていうかさ、君ちょっと待ってよ。
あたしを何人だと思ったんだよ。

不条理ですね。
世の中、不条理が多すぎます。


でも私は、サンチアゴもマプトも大好きです。

 
 




 

2 件のコメント:

ふゆ さんのコメント...

うぐ・・・厳しいっすね。
私は盗られたものが例え泥棒市場ででも
見つかった例がないので、再会したら
涙ぐんじゃうかも。笑

でも。カメラとメディアで$200ですかー。
うー、メディアだけ買い戻して
カメラは別のいいのを買うかも。
「モノよりおもいで」ってことで。

勿論、携行品保険金請求はします、チャッカリ

gatita さんのコメント...

そうなんですよねぇ。なんか、無機質なモノなはずなのに、愛着って沸いちゃうんですよねぇ。自分の物だったやつが、泥棒市の雑踏に転がって売られてたりしたら、迷子になった家猫を隣町の通りの放置車の陰に発見した気分でしょう。