来ました。
食べる土。
いつも通り出勤したアンジが鞄からもそもそと取り出したブツは…
あぁぁぁぁぁーーっ!!
これかーこれだったのかーー!!!
今までも道の出店でよく見かけていた
この三角錐の包み。
ずっと砂糖か塩だと思っていたんですが、
何とこれが、食べる土だったとは!!
包み紙はご覧の通り、使った書類かと思われます。
これで、2メティカイシュ分。10円ちょっとでしょうか。
「モニーが、私がこれ買って来たら喜んでねぇ。
ママが砂買って来てくれたーって…。
あんたのじゃないって言ったら、落ち込んでたよ」
ごめん、モニー。
とりあえず出してみよう。
さらっさらである。
土と言うより、やはり、砂。
これはきれいに摺られて細かい網で漉されたものだそうな。
恐る恐る、手にほんのり付いたのをちょっとだけ舐めてみた。
塩味と…確かに何か味がする。旨味調味料みたいな…。
当然ジャリジャリ。
やはりアレなんで、これ以上は舐めないよ。
「うちのママの家の隣に、この土屋があって、
すごい儲かってるんだよねぇ。
子供もみんな学校出したし。
でも土を摺るのは大変だから、仕事はきつそうだったけど」
そうなのか。そんなに普通な事なのか。
でも、この砂、何かに似ている。
何だろう。
こう見えて私は大学で陶芸を勉強していた。
もう何年もやってないので、言うのも恥ずかしいんだけどね。
でも未だに、地層が出ていたり焚火をしているのを見つけたりすると
かなり萌える。(←変態)
というわけで、この食べる土(砂)に水を混ぜてみた。
こ、これは…
この匂いは…!
陶芸用白土もしくは化粧土!!
ということは…
カオリン?そこにいるのはカオリンなの?
学生時代の日々が蘇るこの匂い。
明らかに、第三キャンパス陶芸棟の匂いなのである。
そうか、あれは食べ物だったのか(ちょっと違う)。
カオリン(カオリナイト)が下痢止めに使われてるとか
何かしら薬効があるのは聞いた事があったけど、
もしかしてこれもその一部っすか?
タイムリーにも、WIREDでこんな記事も出てたりして、更にびっくり。
「あと何種類かあるけど、もっと見たい?」
見たいす、見たいす、見たいっす。
いやー、ミラクルアフリカだわ。
6 件のコメント:
すっげー!
化学変化メロンといい、土食といい、それがカオリンで抗マラリア性ですか!
ホント、未知の世界。
なんだか全ての原始を感じるわ。
アメージング・アフリカ。
ふゆねーさん
コメント早すぎて笑いました。ありがとう。
さすがは人類最長の歴史を誇る大陸だと感嘆せずにおれませんよ、これは。
カオリンでしたか!!はるか昔、手作り化粧品などに凝った時代、クレイパックとしてみたことがございましたが……そーなんだー!!
いやぁパワフルアフリカ。記事もすごいですね……
nyontaさん
そーそー、クレイですよ。いわゆるクレイ。泥。クレイパックって、保湿系の何かも混ぜるんでしょうか。陶芸で必然的に手は常時泥だらけだった頃は、手の乾燥肌荒れに悩まされたもんです。
クレイは水しか混ぜてなかったよーな記憶がございます。アロマテラピーに凝ってた時期なんでアロマオイルを少し入れたかしら?
ちらっと調べた結果、以下のようでした。基本水で、キャリアオイルを入れても良いようですね。
http://allabout.co.jp/fashion/aromatherapy/closeup/CU20010620/
つか、たいりさん!これでクレイパックができるんじゃ?!
nyontaさん
これでクレイパックがいい感じに出来たら…。ビジネスかしら、ビジネスっ。怪しすぎw
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