お正月、マプトのはずれに2頭のカバが迷い込みました。
人里に来てしまったカバや象は、危険回避のためにも殺すようです。
そして、食べます。
一連の様子は、地元ニュースで正月3日に流れていました。
そのカバが出た地区はアンジの家の近くだったので
早速今日尋ねてみたわけです。
「ねーアンジー、お正月のカバ肉、食べたー??」
「ヒーィ(高音)食べれなかったよー(残念)」
「えー、近くだったんじゃないのー?」
「友達は食べたみたいなんだけどねー」
「えー、そんな、友達にちょっと持ってきてもらえば良かったのにぃ」
「それはダメ、絶対」
「え……何で…」
「呪いで死ぬから」
Σ(゚Д゚ υ)…
人々の決まり事で、野生動物を殺して食べる時は、
殺して解体した場所で食べないといけないそうな。
切り分けて家や遠くへ持って行って食べると、
たたりで死んでしまうらしい。
「まえに、象の肉を遠くへ持って行って盛大にパーティーした人たちが
帰り道にみーんな事故やら何やらで死んじゃったのよ」
嘘か本当かはさておいて、(←信じていない)
確かに持ち帰りなんてされたら、衛生上良くない。
冷たく保存するとか、保冷車で運ぶとは到底考えられないもん。
おまけにカバ肉は美味しいらしく、人気があるから
奪い合いになるんだろう。
X51にもケニアの事例が載っていた。
先日のケニア暴動の件にしても、これにしても
呪いの恐怖は明らかに民衆を鎮めるために威力を発揮しているんだなぁと思った次第であります。
アンジによれば、カバ肉は
「鶏肉のような、豚肉のような…とにかく美味しいのよ」
だそうだ。
1回は食べてみたいなぁ。
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