<アフリカ会議に合わせた催事場にあった地雷除去機。ゴゴゴゴゴ…>
写真と今日の本文は全然関係ないっす。元気になったかと思った小僧は風邪の症状のステップを進めただけで全然良くなっていなかったわけで、翌日にはせき込むように。やっぱそうだよねー。それでも辛そうに咳き込んでいたのは半日程で、その後は微熱も完全に下がり、鼻を垂らしているだけになってきました。大人だったら3日は寝込むよなぁ。
また小僧の調子が悪くってね〜、と、アンジに言ってみたら。
「セニョーラ、
水よ、水っ!」(断言)
み、水っすか?
「そう、水。日本から水持って来た??」
いや、持って来てないけど…
「小さい子が長旅をするときは、
いく先に水持っていくのよっ!」
えーーー、と思いながらもよくよく話を聞いてみたら、要は、水が変わると子供の身体はびっくりして熱を出すから、コップ半分くらいの水を家から持って出発するんだそうな。そして滞在地に到着したら、その土地の水と、
そこの地面の砂をほんのちょっとと、持って来た地元の水を混ぜて、まずは飲ませるらしい。滞在先から家に戻る時も同じ事をするんだってさ。
何かに似てるなぁと思ったんだけど、あれだ、熱帯魚とか飼ってて、水槽の掃除とか水換えする時に、掃除前の水もちょっと取っておく、みたいな。アレに似てないか? 生き物みな兄妹だ。
えー、今でもそれやるの?
「今はお金無いから遠くに行けないもん。でも行く時はやるよ」
確かに、水が変わるとお腹壊す人もいるから、結構アリなのかなぁとも思ったけど、それならひとつまみの砂は要らないよなぁ…。ひとつまみの砂で連想するのは、やっぱりマブイ拾う時のおまじないか。(*1)何かゴニョゴニョ言いながら、おでこと傷に転んだ所の土とか砂とかひとつまみ擦り込まれたよ。
何かそれ思い出したら、アンジが話した水療法に全く疑いを感じなくなってしまった!
ミラクル!
でも今度帰国する時、マプトの水持っていくかは微妙。
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*1)転んだり、事故ったり、異常にびっくりしてしまった時、人はその場所に魂(マブイ)を落としてきてしまうという沖縄の言い伝え。マブイを落としたままだと、ぼーーっとしたり傷が治らなかったりするので、落ち着いた時に大人(おかんだったりオバーだったりする)同行でマブイを拾いに転んだ所や事故現場に行く。現場に行ったらまさに転んだ(事故った)場所にかがみ込み、同行者が「まぶやーまぶやー、◯▽■×※▲…
不明。呪文風」と言いながら、現場の砂をマブイが抜けた人の額や胸の辺りや傷の辺りに擦り込むような仕草をする。現場に小ぶりな石があれば、それを持って帰ったり、擦り付けたりする事もある。突発的な出来事と心の折り合いを付けたりPTSD予防に役立つかは不明だが、確かに、コレをやると妙に安心する。小学生くらいまでは猫も頻繁に拾いに行った記憶多数。(転びすぎ)